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こんなお悩みはありませんか?

背中の痛みイラスト

背中がずっと張っている状態が3ヶ月以上続いている
→背中がずっと張っているのは背中の筋肉が長時間動いていないためで、筋肉が硬直している証拠です。

呼吸が最近浅くなった気がする
→呼吸が浅いのは背中の張り感のせいで、肺が上手く膨らみきれていないためです。

同じ姿勢をしていると背中全体が重く感じてくる
→PC作業など椅子に座り同一姿勢でずっといると、身体を支える筋肉にも疲労の限界がきて支えられなくなってしまうからです。

反り腰が強くなってきた
→背中に長期に渡って痛みが出現している場合、なんとか身体のバランスを支えようと腰を反って立とうとするためです。

視力が低下してきた
背中の痛みがあるせいで肩甲骨が動かず血液が正常に脳に流れにくくなり、目の疲れも取れません。

背中の痛みで知っておくべきこと

背中の痛みイメージ

背中の痛みの中でも「ぎっくり背中」は、急に背中に激しい痛みや寝違えに近い症状が現れることがあります。名前が似ている「ぎっくり腰」は、一般的に認知度が高いかもしれませんが、両者は異なる症状を示します。

ぎっくり腰は腰部周辺に痛みが現れますが、ぎっくり背中は胸の真裏あたりの背部に痛みが生じます。ぎっくり背中の正式名称は「筋筋膜性疼痛症候群」と呼ばれ、背中の筋肉や筋膜が過度なストレスや筋肉の緊張で軽い肉離れのような状態になります。

痛みのメカニズムとしては、背中の筋肉や筋膜が刺激を受けて傷つくことで炎症が起こり、動作や呼吸で胸部が動くと痛みが現れます。痛みが発生してから治まるまで、平均して5日から2週間かかるとされています。

発症から2日程度は炎症が強いため安静にすることが重要です。医師や薬剤師に相談の上、湿布剤などを使用すると楽になる場合があります。3日を過ぎると炎症が治まるため、少しずつ体を動かしていくことが推奨されます。痛みが引かない場合は、医療機関での診察をお勧めします。

症状の現れ方は?

背中の痛みの症状として、主に多いのが筋肉疲労です。筋肉疲労とは、筋肉を使いすぎることで血液の循環が悪くなり、筋肉が硬くなり、伸びたり縮んだりがうまくできなくなる状態を指します。筋肉がこわばって動きにくくなり、だるさや重みを感じたり、痛みを生じたりすることがあります。

筋肉の使いすぎといえば、スポーツや筋トレ、肉体労働などが思い浮かぶかもしれませんが、実際には猫背や反り腰、偏った姿勢など、日常生活の無意識なクセや行動が原因で知らず知らずのうちに身体に負担がかかり、その積み重ねが痛みとして現れることも多いです。

その他の原因は?

背中の筋肉イメージ

背中の痛みの原因として、知らないうちに背骨を骨折(圧迫骨折)している場合もあります。圧迫骨折とは、骨に大きな力が加わることで押しつぶされることによって生じる骨折です。通常は転倒や物を持ち上げる際に起こりますが、高齢などで骨がもろくなると、大きなきっかけがなくても体重などによって骨が耐えられず、知らず知らずのうちに骨折することがあります。寝返りを打つときに背中が痛む、背中が曲がってきたなどの症状が見られる場合、圧迫骨折の可能性も考えられます。

また、首の痛みや異常が背中の痛みに影響を及ぼすこともあります。例えば、頸椎を支える椎間板が飛び出して神経を圧迫する頸椎椎間板ヘルニアでは、椎間板の飛び出す場所によって背中に痛みが及ぶことがあります。背中の痛みとともに手足のしびれや脱力症状が生じる場合は、生活や仕事に支障をきたすこともあります。

さらに、最も注意が必要なのが内臓の病気による背中の痛みです。内臓疾患が原因で生じる背中の痛みには、緊急の施術が必要なものが少なくありません。特に急激な痛みがある場合は、急性心筋梗塞や急性大動脈解離、肺塞栓症などの命に関わる病気の可能性もあるため、速やかな対応が重要です。

背中の痛みを放置するとどうなる?

背中の痛みを放置することは、さまざまな悪影響を引き起こす可能性があります。

まず、痛みが慢性化するリスクが高まります。軽度の痛みでも施術を受けずに放置すると、徐々に重度の痛みに進行することがあります。特に、背中の痛みの原因が筋肉の問題や椎間板の異常である場合、適切な対処を怠るとその状態がさらに悪化する恐れがあります。

また、痛みが続くと日常生活や運動能力に影響を及ぼし、活動が制限されることがあります。これにより、身体の他の部位、例えば膝や腰にも負担がかかり、さらなる健康問題を引き起こす可能性があります。さらに、慢性的な痛みは心理的なストレスを増大させ、うつ病や不安感を誘発することもあります。

当院の施術方法について

紹介イメージ

背中の痛みに対して効果が期待できる当院の施術メニューをご紹介します。

【姿勢矯正】
背中の痛みの多くは、長時間の同一姿勢による不良姿勢が原因です。まずは姿勢を改善することから始めることをおすすめします。姿勢が良くなることで、筋肉にかかる負担が軽減され、痛みが起こりにくくなります。

【鍼治療】
直接筋肉に刺激を与えることで痛みを軽減したい場合、鍼施術が効果が期待できます。鍼を使うことで筋肉が緩み、筋肉の伸縮がスムーズになります。ただし、まれに深く刺しすぎることで肺気胸が生じる可能性があるため、注意が必要です。

【肩甲骨はがし】
背中の痛みの多くは、肩甲骨の動きが制限されることで生じます。肩甲骨の動きを改善することで呼吸が楽になり、血液が脳に流れやすくなることが期待できます。

背中の痛みも一つの国民病ではあります。ぜひ当院にご相談ください。

改善していく上でのポイント

改善を進める上でのポイントは、悪い姿勢での生活を避けることと、動かないことをやめることです。どれだけ優れた施術を受けても、自分自身で姿勢を意識し姿勢を改善しない限り、見える景色は変わりません。お腹に力を入れることで姿勢を維持し、背中の痛みの予防にもつながるでしょう。

また、動かないことをやめるというのは、身体を同じ状態で維持しないことを意味します。良い姿勢を保つことは重要ですが、良い姿勢でも関節の運動がなければ、筋肉の緊張は解消されません。良い姿勢を保ちながら動くことをぜひ意識してみてください。習慣として取り入れることが、一番の改善への近道となります。