悩みタイトル

手首を動かすと痛い
親指に違和感を感じる
物を強く握れない(握力がなくなってきた)
瓶のふたなど回そうとすると痛い
スマホを使うと痛みを感じる
手首のせいで事務仕事や運転が辛い
このような症状は腱鞘炎の疑いがあります!
上記の症状!日常生活で感じた方は多いと思いますが、ここでは誰にでも起こる可能性がある【腱鞘炎】について詳しくお伝えしようと思います!
1つでもチェックがついた方は必読ですよ!

腱鞘炎に対する当院の考え

まず【腱鞘炎】は親指を動かす筋肉《母指外転筋》と《短母指伸筋》という2つの筋肉が原因となってます。
母指外転筋は親指を人差し指から離れる時に使う筋肉。
短母指伸筋は親指を反る時に使う筋肉です。
どうです?日常何気なく使ってますよね(特にスマホ使用時に)

この2つの筋肉は手首の近くで腱のトンネルを通過します。このトンネルのことを《腱鞘》と呼びます。

【腱鞘炎】はこの2つの筋肉と腱鞘の部分が擦れすぎて起こってしまう炎症です。

茹でたマカロニの中に大量の乾燥スパゲティが入ってる場面を想像してみてください。
スパゲティが何回も上下に動くとマカロニはボロボロになってしまいますよね。
そのボロボロになってしまった部分が炎症を起こして痛みを出してしまいます。

腱鞘炎を放っておくとどうなるか

炎症が起こってしまったままだとさらに酷い炎症を誘発してしまい、動かなくなったり痛みで寝れないなど日常生活に支障をきたしてしまいます。
人間の身体は炎症が起こるとその炎症部分は腫れてしまいます。腱鞘が腫れてしまうとトンネルがさらに小さくなってしまうので尚更擦れてしまいどんどん炎症が酷くなってしまいます。またトンネルが小さくなってしまった事により筋肉が極度の圧迫を受けて炎症とは別の筋肉性の痛みまで引き起こしてしまいます。
また、そのまま放置してしまうと筋肉が固縮してしまい、前みたいに自由に動かそうとしても筋肉が引っかかってしまい、しっかり曲げる事が出来なくなってしまいます。
親指の指紋とと小指は指紋を合わせることは出来ますか?引っかかる感じがある方は筋肉が固くなってしまってる可能性があります。今からでも遅くありません!改善していきましょう!!

腱鞘炎の軽減方法

【腱鞘炎】は言葉の通り炎症です。まず炎症を抑える必要があります。
炎症を抑えるためにはまず安静にすることです。
使い過ぎで起こってしまうのであまり動かさずいれば炎症部分は新しい刺激がないためにどんどん収まってくるでしょう。
また、冷やすのも有効的です!アイスノンや冷湿布などでしっかりと冷やすことで炎症を抑え、また痛みも少し和らぐかもしれません。
運動系を行ってる方であればテーピングなどはお持ちではないでしょうか。
テーピングは筋肉の動きを固定する事が可能なので動かさないようにすることが出来ます。
また、どうしても指を使わなくてはいけない場合はテーピングよりも伸縮性が高い「キネシオテープ」がお勧めになります。
キネシオテープは伸び縮みをするのでテーピングよりも固定力はないですが、筋肉の動きを補助する効果があるのでお仕事や家事で動かす事が多い方にはぴったしかもしれないですね!
※キネシオテープは張る方向により効果が出なかったり炎症を酷くさせてしまう可能性もあります。しっかりと張り方を学んでからお使いくださいね!

腱鞘炎に対する当院の施術メニュー

整骨院では腱鞘炎を一日でも早く治すように色々なメニューを取り扱っています。
まず痛みによって固くなった筋肉をほぐす為に腕からしっかり手技療法を行います。
固くなったままにしておくと筋肉が固着して先ほど伝えた親指の動きが悪くなってしまいます。
また、腱鞘への直接の治療をしてあげないと痛みの緩和に繋がりません。
当院では【鍼治療】と【電気治療】の2つで効果の促進を図っていきます。
【鍼治療】
鍼を刺すことによって炎症を抑えて痛みを緩和させます。
刺された部分は人間にとって異物が侵入してきたことと同じです。
その異物を排除、また穴を塞ぐために血液が多く集まってきます。
その血液の中にマクロファージという悪いものを食べてくれる細胞がいるのですが、炎症で起こった膿などの不要物を消して綺麗にしてくれます。その為、結果的に炎症が収まりやすい環境を作ってくれます。また筋膜を刺激することにより縮こまりを抑え、筋肉の固さを取ってくれます。
【電気治療】
電気の力で筋肉を動かす治療です。
電気を使うことで微細な動きを短時間でたくさん行うことで血流の流れを良くしていきます。血流の流れを良くなると炎症により起こる膿などをしっかりと流して、その場を綺麗にしてくれる効果があります。また、微細に動かす事により筋肉の固さを取っていきます。

施術頻度はどのくらいか

腱鞘炎は非常にやっかいなものです。
安静と一言に言っても手首や親指を使わずに生活するのがどんなに大変か想像してみてください。
慣れない手でスマートフォンを使い、キーボードのスペースキーを押せない生活を。
その為に治療はしっかりと行う必要があります。
頻度としては来院できる時は来院をしっかりとして然るべき対処を行っていきましょう。
毎日でもいいです。
日常で常に使用している筋肉なので常に炎症が起こる可能性があります。
常に治療を行い痛みから解放していきましょう!