筋膜ストレッチ
長い間腰の痛みが気になっており、動き始めや長時間の移動で腰の痛みが増してしまう。
足のむくみが取れない。
身体の硬さが気になる。前屈が全く出来ない。以前は出来ていたが現在は硬くなっている気がする。
姿勢が悪い。意識していないとだんだん猫背ぎみになってきてしまう。テレビなど見る際もつい楽な姿勢をとってしまい、身体が斜めになっているとよく言われる。
練習してもパフォーマンスがなかなか上がらない。みんなと同じ時間練習しているはずなのに技術が上がっている気がしない。
むくみが気になる。仕事終わりのむくみがひどい。
筋膜とその働きとは
筋膜とは、筋肉や骨・血管・臓器などを包む膜のことで、体内の隅々まで網の目のように張り巡らされています。例えるならウエットスーツのようなもので、姿勢を支える役目があります。筋膜以外全てを溶かしても人の形が残るとされ、筋膜は「人体の第2の骨格」と言われるほどです。筋膜は皮膚と筋肉の間に位置し、外部の衝撃から筋肉を保護する働きもしています。
筋膜は通常、柔らかく弾力があり、筋繊維を包むことで筋肉自体の出力を上げたり、骨や内臓を保護・形成したりするなど、その働きはさまざまです。
なぜ筋膜ストレッチが必要なのか
筋膜の役割は大きく分けると3つ存在します。
1つは身体を支える役割です。筋膜は、筋肉だけでなく骨や内臓についており、形状が崩れないように支持しています。お身体の筋膜以外を溶かしても、人間の形は残ると言われています。
2つ目は痛みのセンサーとしての役割です。筋膜にはたくさんの感覚神経の受容器が存在しています。その為痛みに敏感になり、お身体の危険をより早く察知することができるのです。
3つ目はスムーズに身体を動かす役目です。筋膜は筋膜同士で繋がり合っていて、それぞれが伸び縮みすることで力が伝わり大きな動きをスムーズに行うことができます。しかし筋膜が癒着したりシワができてしまうと、身体を滑らかに動かすことができず、動かしづらさ、痛み、ケガに繋がってしまうこともあります。
ですから筋膜ストレッチで筋膜の癒着やシワを取る必要があるのです。
筋膜が正常でないとどんな症状が起きるのか
筋膜が正常に働かないと、体中の筋膜は繋がっているため、運動効率は大幅に低下してしまいます。スポーツのパフォーマンスが悪くなったり、動かしづらさを感じたり、大きな怪我の原因となることもあります。
また、痛みのセンサーが正常に働かなくなり、大きな怪我を受けているにも関わらず、その事に全く気づくことが出来ず、そこから感染症や感覚障害が発生してしまう可能性があります。
筋膜は身体の伸縮の機能だけでなく、身体の内の神経線維やコラーゲンなどにも大きく関与している身体の重要な1部なので、筋膜が正常に働かなくなった時の変化は身体の外側だけでなく、内側からも現れてくることに注意が必要です。
当院の筋膜ストレッチ(筋膜リリース)とは
施術時間は6~7分程度で行うことが出来ます。主に下肢の筋肉に働きかけるもので、ハムストリングスやヒラメ筋、足底筋、腓腹筋、大殿、中小殿筋、腸腰筋、外旋筋群、広背筋、肋間筋など、筋肉のほかにもアキレス腱や腸脛靭帯にも働きかけていきます。
この施術をオススメしたい方は、腰痛、股関節周り・膝周りが気になる人や、冷えやむくみで身体のだるさが気になってしまう方、子供からシニアの方までパフォーマンスがなかなか上がらず困っている方、デスクワークが多く、常に同じ体勢をとってしまいがちな方、運動不足の方など様々な症状でお悩みの方に有効です。
その施術をうけるとどうなるのか
筋膜ストレッチは硬くなってしまった筋膜を緩めてあげる施術です。
筋膜はお身体の中で様々な役割を持っているのですが、筋膜の機能が低下してしまうと、そのさまざまな役割を果たせなくなり、お身体にはたくさん悪影響がでてきてしまいます。それを正しい状態に戻してあげるのが筋膜ストレッチです。
例えば、腰・股関節周りが気になる方。腰や股関節周りの痛さは腸腰筋、大殿、中小殿筋、ハムストリングスの張りから来るものが多いです。筋膜ストレッチで下半身周りの筋膜を緩めてあげることによって、腰の痛みや股関節周りの痛みは軽減させることができます。
施術頻度は??
「筋膜」は他の筋肉と違いコラーゲン繊維が含まれるため、細胞が生まれ変わるのが遅くなります。ですので、細胞が生まれ変わって変化が出るまでの期間、およそ1年ほど通ってもらうのがベストです。また、施術頻度としては、毎日受けていただくのがベストですが、仕事や家事でほとんどの方が時間的に難しいと思います。ですので、せめて週2回は通って頂き、筋膜が癒着・収縮してしまう前に施術を受けていただくことが大切です。