不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 不眠症が起きると身体の中はどうなるのでしょうか?
A 不眠症が起きると様々な原因から身体に不調をきたしてしまいます。ストレスや身体の疲労も積み重なり、寝られないことによっての気分の浮き沈みが激しくなることも不眠症一つの症状で、集中力も低下してしまいます。主な心身の変化の特徴を下記にてご紹介いたします。
①身体の倦怠感が出る。
不眠症になることによって身体のリフレッシュができずに常に倦怠感が出てしまいます。
②心の余裕がなくなる。
不眠症になることによって集中力が低下し、心の余裕がなくなってしまい、判断力や決断力が欠けてしまいます。
③自律神経が乱れる。
不眠症の方は気分の浮き沈みが大きくなります。これは自律神経が乱れ、落ち着きと興奮が乱れるように出るため、気分や情緒の浮き沈みが激しくなります。
③やる気が出ない。
不眠症によって日中は眠気に襲われ、やる気が全く出ず、物事への興味関心も薄れてきてしまいます。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 不眠症でも人によって症状が違っていたり、種類も複数あると聞いたことがありますが、どのような症状や種類がありますか?
またそれぞれの特徴はどのようなものですか?
A まず、不眠症には主に4種類あると言われています。「入眠困難型、中途覚醒型、早期覚醒型、熟眠障害」があり、1つだけ出てくることもありますが、数種類同時に出てくることも少なくありません。
入眠困難型は、寝床に入っても30分〜1時間以上かかり、眠れないことを苦痛に感じます。不安などストレスにより起こりやすく、最も多い症状です。
中途覚醒型は、睡眠中に何度も目が覚めてしまい、その後は寝付けない状態になります。中高年や高齢の方に多くみられると言われています。
早期覚醒型は、起きようと思っている時間より2時間以上早く起きてしまう状態です。高齢の方やうつ病を患っている方にもよくみられます。
熟眠障害型は、睡眠時間は十分に取っているのにも関わらず眠った感じがしない状態です。無呼吸症候群などの睡眠時にあらわれる病気が関係していることがあります。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 不眠症があり、睡眠導入剤を服用して無理やり眠っている状態です。起きてもあまり疲れが取れていないので、昼間も眠くなってしまい仕事にも集中できないことも多く困っています。鍼施術を受けると不眠症にも効くのでしょうか?
A 不眠症には様々な種類がありますが、種類によっては鍼施術で症状を緩和させることが可能です。
鍼施術で効果が出る不眠症は、ストレスなどにより自律神経が乱れ、筋肉の緊張が起こり血流が悪くなることが原因の不眠症で、手足の冷えなどを伴うことがあります。鍼施術で自律神経を整え筋肉の緊張を取ることで眠りやすくなる効果が期待されます。
さらに鍼には副作用がありません。不眠症の方は病院で睡眠導入剤を処方され、それを服用する事で眠りについている方も多いと思います。しかし、睡眠導入剤には副作用が少なからずあり、注意力、集中力、運動機能の低下・日中の眠気・ふらつき・頭痛・倦怠感などの症状が現れることがあります。仕事をされている方にはこのような症状は致命的ですよね。
当院では副作用がない鍼で、安心して不眠症の施術をすることができますので、お気軽にご相談ください。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 不眠症になる原因とはどのようなものがあるのですか?
また、不眠症になる原因がいくつかあると聞きますが、どのようにして気を付けてたら良いのでしょうか?
なったときの対処法を教えてください。
A 不眠症になってしまう原因の中でも、環境要因としては、「時差がある場所に行く、寝具や枕が変わる、寝室の温度や湿度、騒音、光」などが挙げられます。
また、身体的な要因では、「高血圧や心臓病、糖尿病、呼吸器疾患、アレルギー疾患などの病気、年齢、性差、頻尿、痛み」などが挙げられます。
さらに、精神的要因として、「うつ病、悩みや緊張から起こるストレスの影響や神経質で睡眠にもこだわりやすい性格傾向」などが挙げられます。
生活習慣の要因では、「不規則な生活、運動不足、睡眠を妨げる降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤、日中に眠気が出る抗ヒスタミン薬など薬の副作用、早朝覚醒が増えるアルコール、利尿作用のあるカフェイン、覚醒作用のあるニコチンなどの嗜好品」が挙げられます。
現代では約5人に1人が不眠症状で悩んでいると言われています。女性に比較的多く発症し、20~30歳代から始まり中年・老年と加齢とともに増加し、60歳以上では約3人に1人の方が不眠症状で悩んでいるそうです。
最近では就寝前のスマホの見すぎによる寝付きの悪さがきっかけで不眠症に陥ることが多いと言われていますので、そのような習慣がついている方はご注意ください。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 寝る前に仕事のメールやスマートフォンのアプリゲームなどをしてしまうことはよくないことですか?
どうしても寝る前にスマートフォンを操作することが癖づいてしまっていますが、これを無くすにはどうしたらいいでしょうか?
A 人間には昼間は脳内を覚醒させ、夜になると眠くなるように働きかけているメラトニンというホルモンがあります。このホルモンの働きかけで、夜になると体温や脈拍数、血圧などを下げる事で、睡眠に誘導しています。
ですが、スマホやパソコンなどから発せられる光によって、脳が昼間だと勘違いしてしまい、脳が覚醒して睡眠障害を引き起こしてしまう原因になってしまいますので、質の良い睡眠を取るためには良くない行動です。
ご自身で出来る対策としては、睡眠の2時間前にはスマホを使用しないようにする事、画面の明るさを調節する事、少しベッドから遠ざけて置くようにすることなどがありますので、一度お試しください。
1月16日 9:54