胸郭出口症候群
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電車で吊り革を持った時に腕や指先に痛みや痺れを感じたことがある。
高いものを取ろうとしたときや、洗濯物を干している時に腕が辛くなる時がある。
手に力が入りにく、よく物を落としてしまうことがある。
肩こりがひどく、頭痛や吐き気などの症状がある。
手が青白くなったり、手がむくみやすい。
また、このようなお悩みは女性に多く見られますが、筋肉を鍛えた男性にも発症する可能性もありますが、周りの人には理解されにくく困惑する事も少なくありません。 -
胸郭出口症候群に対する当院の考え
胸郭出口症候群はなで肩の女性や重い物を持つ労働者などに多く現れることの多い疾患です。それは頸、腕、肩甲骨周りや鎖骨周辺にある神経や血管を圧迫してしまっているからです。
なで肩ですと、鎖骨の位置が低くなったり、肩周りの筋肉に神経や血管が押し潰されることがあります。
重い物を肩に担いだり、リュックのように背負ったりすると、荷物の重みで神経や血管の通り道が狭くなってしまうことがあります。
また、頸や肩のコリがひどく筋肉が固まってしまっている方にも現れることが多いため、このようなお悩みで整骨院を利用される方もすくなくありません。 -
胸郭出口症候群を放っておくとどうなるのか
この胸郭出口症候群を放っておくと、肩から腕、指先にかけて痺れや痛みが走り、腕の筋力低下、握力の低下などの症状が現れます。ペンを握ることやお箸を使う際に力が入りにくく、日常生活に支障をきたしてしまいます。
また、血管が圧迫されることにより手や腕がむくんだり、血流が止められることにより酸素が不足するため皮膚が青白く変色することがあります。この状態をチアノーゼといいます。さらにレイノー症候群が起こることもあります。冷気にさらされたとき、指に青白い色や青みがかった色になり、しびれを強く伴うこともあります。 -
胸郭出口症候群の改善方法
この胸郭出口症候群を改善するためには、神経や血管を圧迫している筋肉や骨格を動かす必要があります。
固まってしまった頸にある斜角筋、胸の上部にある小胸筋を柔らかくすることと、狭まってしまった鎖骨と第一肋骨の間の肋鎖間隙を広げることが必要です。
また、生活指導としては腕をあげた状態での作業やリュックサックを背負う行為などを控えるように伝えることと、お風呂の際に湯船に浸かり、血流の促進をさせ疲労回復などを行います。
そして、鎖骨や肩甲骨を上にあげる作用のある僧帽筋の筋力トレーニングをすることにより、肋鎖間隙を広げるようにします。 -
胸郭出口症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?
胸郭出口症候群を当院で改善させるために効果的なのは、まずは柔道整復師による指圧です。専門学校や大学で学んだことを活かし、問題となっている筋肉にアプローチします。
その他に当院NO.1メニューの全身矯正や肩甲骨はがし、猫背矯正、ドライヘッド矯正があります。全身矯正では骨格を動かすため腕や肩の関節を正しい位置に戻すことができます。肩甲骨はがしや猫背矯正では頸や肩甲骨周り、胸の筋肉をストレッチすることで固まってしまった筋肉を柔らかくします。ドライヘッド矯正は主に頭痛や眼精疲労などの症状に効果的ですが、頸の筋肉を緩めることでも効果を発揮します。
その施術を受けるとどう楽になるのか
これらの施術を受けることで頸や肩甲骨周り、腕から指にかけての痺れや痛みを取ることができます。加えて頸や肩の可動域が上がり、今まで辛かった作業などをスムーズに行うことができるようになり、仕事の作業効率アップにも繋がります。日常生活でも家事などがスムーズに進むことにより家族との時間や自分の時間を作ることができます。
また、矯正を行うことにより姿勢も良くなりもう一度胸郭出口症候群になるリスクを抑えることができることと、その他の疾患にもなりにくいお身体を作ることができます。
改善するために必要な施術頻度は?
改善するためには、私たちの理想として1週間に3回施術することをオススメします。お身体に悪い癖がついてしまっているため、改善するにはそれなりの回数が必要になります。
では、このペースをどれだけの期間行えば良いかというと1年です。最低でも6ヶ月治療しなければ改善はされません。
どうしても1週間に3回は難しいや1年も通えないという方はスタッフと相談して、適切な治療頻度を一緒に決めていきましょう。